
「お酢を飲むと痩せるって本当?」「酢の物をひと皿足すだけでも意味はある?」——岐阜市パーソナルジムTRESOでも、食事相談の中でお酢についての質問をいただくことがあります。
結論:お酢の主成分である酢酸は、毎日継続して摂ることで内臓脂肪や体重がわずかに減ったという研究報告がありますが、お酢だけで痩せるものではありません。食事量と運動を整えたうえで、料理に取り入れる「補助」として考えるのが現実的です。
- 日本人を対象に、お酢大さじ1〜2杯分を含む飲料を12週間続けた試験で、内臓脂肪などの減少が報告されている
- 報告は毎日続けた場合のもので、続けられる形で取り入れることが大切
- 原液のまま飲むのは避け、薄めるか料理に使う
- 市販の「飲む酢」は糖分を含むものが多いため、成分表示を確認する

お酢(酢酸)とは?
お酢の酸味のもとは「酢酸」という成分です。穀物酢・米酢・黒酢・りんご酢など種類はさまざまですが、一般的な食酢の酸度(酢酸の濃さ)はおよそ4〜5%(商品の表示で確認できます)で、大さじ1杯(15ml)に含まれる酢酸は約750mg前後になります。黒酢や果実酢は風味が異なりますが、ダイエットとの関係で研究されている中心成分は、種類を問わず酢酸です。
お酢で内臓脂肪や体重は減る?
「継続して摂った場合に、わずかな減少が報告されている」というのが、研究から言える範囲です。代表的な研究として、肥満傾向(BMI 25〜30)の日本人175名を対象に、お酢15mlまたは30ml(酢酸750mgまたは1,500mg)を含む飲料と、酢酸を含まない飲料を12週間毎日飲み比べた試験があります。お酢を含む飲料を飲んだ群では、体重・内臓脂肪面積・腹囲・血中中性脂肪の減少が報告されました(Kondo T, et al. Biosci Biotechnol Biochem. 2009;73(8):1837-1843)。
ただし、減少幅は大きなものではなく、毎日続けた場合の結果です。国内には、酢酸を機能性関与成分として届け出た機能性表示食品もありますが(消費者庁「機能性表示食品の届出情報」)、これも食事と運動の見直しを前提とした話です。
| よくある期待 | 研究から言えること |
|---|---|
| お酢を飲めば痩せる | お酢だけで痩せるとは言えない。減少幅は小さく、食事・運動との組み合わせが前提 |
| 短期間で効果が出る | 報告は12週間毎日続けた試験。短期間での効果は示されていない |
| たくさん飲むほど良い | 試験で用いられたのは1日15〜30ml。多く摂っても良いという根拠はなく、胃や歯への刺激が増える |
内臓脂肪そのものを減らす食事と運動の考え方は、内臓脂肪を減らす食事と運動で詳しく紹介しています。
お酢は血糖値の上がり方にも関係する?
食事と一緒にお酢を摂ると、食後の血糖値の上がり方がゆるやかになる可能性が報告されています。健康な成人を対象に、白いパンと一緒にお酢を摂った試験では、食後の血糖値やインスリンの上昇が抑えられ、満腹感が高まったことが報告されています(Östman E, et al. Eur J Clin Nutr. 2005;59(9):983-988)。
ただし、これは食事の一部として摂った場合の話で、糖尿病などで治療中の方は、自己判断で食事や薬を変えず主治医に相談してください。食後の血糖値の考え方は血糖値スパイクとダイエットの関係もあわせてご覧ください。

お酢を摂るときに気をつけることは?
注意したいのは「原液で飲まない」「糖分」「塩分」の3点です。
- 原液のまま飲まない:酸が強いため、のどや胃への刺激、歯の表面(エナメル質)への影響が心配されます。水などで薄めるか、料理に使いましょう
- 「飲む酢」の糖分を確認する:飲みやすくするために砂糖や果糖ぶどう糖液糖が加えられている商品も多く、飲む量が増えるとエネルギーの摂りすぎにつながります
- すし酢・ポン酢の塩分・糖分:合わせ調味料は塩分や砂糖を含むため、かけすぎに注意します
- 胃が弱い方・治療中の方:空腹時を避け、胃の不調がある方や服薬中の方は医師・薬剤師に相談してください
ダイエット中はお酢をどう取り入れる?
おすすめは「1日大さじ1杯程度を、毎日の料理に分けて使う」ことです。飲み物として無理に摂るより、食事の中で続けやすい形にするのが現実的です。
- 副菜に酢の物を足す:きゅうりやわかめの酢の物なら、野菜や海藻も一緒に摂れます
- ドレッシングを手作りする:酢とオリーブオイルなどで作れば、市販品より糖分を調整しやすくなります
- 減塩の工夫に使う:酸味を効かせると、しょうゆや塩を控えても味がまとまりやすくなります(塩分については塩分とダイエットの関係も参考に)
- 運動と組み合わせる:体脂肪を減らす土台は、食事量の調整と筋肉を使う運動です
TRESOではどう進める?
パーソナルジムTRESOでは、トレーナー1名に最大3名の少人数制セミパーソナルで、身体の状態を確認しながら無理なく運動を進めます。調味料の使い方や間食の選び方など、日々の食習慣についてもご相談いただけます。特定の食品に頼るのではなく、続けられる食事と運動の組み立てを一緒に考えます。※効果には個人差があります。
初回体験は総所要50分(カウンセリング・身体チェック・体験トレーニング・フィードバック込み)で、通常4,000円(税込)、入会金は20,000円(税込)です。
※体験当日にご入会の場合、体験料・入会金が無料(各コース毎月3名まで。当日ご入会でない場合は体験料4,000円、後日のご入会は特典の対象外です)。
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よくある質問
Q1. お酢を毎日飲めば痩せますか?
A. お酢を飲むだけで痩せるとは言えません。お酢15〜30mlを含む飲料を12週間続けた試験では内臓脂肪や体重のわずかな減少が報告されていますが、食事と運動を整えることが前提です。※効果には個人差があります。
Q2. お酢は1日にどれくらい摂ればいいですか?
A. 研究で用いられた量を参考にすると、1日大さじ1〜2杯(15〜30ml)が一つの目安です。一度に原液で飲まず、薄めるか料理に分けて使い、胃の不調を感じたら量を控えてください。
Q3. 黒酢やりんご酢のほうがダイエットに向いていますか?
A. ダイエットとの関係で研究されている中心成分は酢酸で、種類による大きな差を示す根拠は十分ではありません。風味の好みで続けやすいものを選び、「飲む酢」タイプは糖分の表示を確認しましょう。
出典
- Kondo T, Kishi M, Fushimi T, Ugajin S, Kaga T. Vinegar intake reduces body weight, body fat mass, and serum triglyceride levels in obese Japanese subjects. Biosci Biotechnol Biochem. 2009;73(8):1837-1843.
- Östman E, Granfeldt Y, Persson L, Björck I. Vinegar supplementation lowers glucose and insulin responses and increases satiety after a bread meal in healthy subjects. Eur J Clin Nutr. 2005;59(9):983-988.
- 消費者庁「機能性表示食品について」 https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_with_function_claims/
監修:パーソナルジムTRESO(医療国家資格トレーナー)
監修者プロフィール
岡田 榮二(EIGI OKADA)/パーソナルジムTRESO岐阜店代表/理学療法士(国家資格)
- 保有資格:理学療法士(国家資格)
- 経歴:中部学院大学 卒業(2018年)。理学療法士として整形外科・スポーツ分野を中心に、小児以外のほぼ全科でリハビリテーションに8年間従事。
- 専門領域:身体の使い方・関節や筋肉の状態の評価と、無理のない運動の進め方
- 本人メッセージ:「対応する方は全員、自分の家族だと思って向き合う。相手の些細な反応も見逃さないことを大切にしています」
※効果には個人差があります。TRESOは医療機関ではなく、診断・治療は行いません。気になる症状がある場合は、医療機関の受診を優先してください。