
「座っていると、お尻から太もも・ふくらはぎにかけてズキズキ痛む」「立ち上がったとき、脚がしびれる・重い」——こうした症状が続いている場合、坐骨神経痛の可能性があります。
坐骨神経痛はその名のとおり、坐骨神経が何らかの原因で刺激・圧迫を受けることで起きる症状の総称です。岐阜市のパーソナルトレーニングジムTRESOには、「整形外科に行ったが経過観察と言われた」「マッサージに通っても改善しない」という方が多くいらっしゃいます。
この記事では、坐骨神経痛が起きる主な原因・日常の動き方の見直しポイント・TRESOでの整え方を、理学療法士の視点から解説します。なお、当ジムは医療機関ではなく診断・治療は行っておりません。気になる症状が続く場合は整形外科などの専門医への受診を優先してください。
坐骨神経痛とは——お尻・太もも・ふくらはぎへ広がる痛みとしびれ
坐骨神経は、腰椎(L4〜L5)と仙骨(S1〜S3)付近の脊髄神経が束になった、人体で最も太く長い末梢神経のひとつです(Ropper AH, Zafonte RD. N Engl J Med. 2015;372(13):1240-8)。この神経がお尻・太もも裏・ふくらはぎに沿って走っているため、神経が圧迫されると腰だけでなく脚全体に痛みやしびれが広がります。
こんな症状がある場合は注意が必要です
- 座っていると、お尻〜太もも・ふくらはぎにかけて痛みやしびれが出る
- 立ち上がったとき・歩き始めに脚が重い・じんじんする
- 咳やくしゃみをすると腰や脚に響く
- 長時間同じ姿勢が続くと悪化する
これらは坐骨神経痛に特徴的なパターンですが、症状の判断・診断は必ず医療機関で行ってください。
なぜ坐骨神経痛は起きるのか?主な原因
①椎間板ヘルニアによる神経根の圧迫
最も多い原因のひとつが椎間板ヘルニアです。腰椎L4-L5・L5-S1間の椎間板が後方に飛び出し、坐骨神経の根元(神経根)を圧迫することで脚へのしびれや痛みが現れます。前屈みや長時間の座位で悪化するケースが多いのはこのためです。
②脊柱管狭窄症
加齢による骨の変形・靭帯の肥厚で神経の通り道(脊柱管)が狭くなることで起きます。歩行中に脚が重くなり、少し休むと楽になる「間欠性跛行」が特徴です。50代以降の方に比較的多く見られます。
③梨状筋の過緊張
坐骨神経はお尻の深部にある梨状筋(りじょうきん)の近くを通過します。長時間の座位や股関節の使い方のクセで梨状筋が過度に緊張すると、坐骨神経を刺激することがあります。「梨状筋症候群」と呼ばれることがありますが、独立した診断名としての位置づけは専門家によって見解が異なります。症状の評価は整形外科等の専門医にご相談ください。
症状を長引かせる「日常の動き方のクセ」
「経過観察」と言われた後も症状が続く方の多くは、日常の姿勢・動作にクセがあります。TRESOの理学療法士(岡田)が現場で見ていると、以下の3つのパターンが特に多いです。
- 骨盤が後ろに傾いた(後傾)まま座る習慣:腰が丸まり、椎間板への圧力が偏ります。
- 股関節の動きが少ない歩き方:股関節の可動性が低いと、腰椎への代償動作が増えます。
- お尻の筋力(大臀筋・中臀筋)の低下:骨盤の安定性が下がり、腰まわりへの負担が増します。
こうした動き方のクセは自覚しにくいのが特徴です。動作を専門家の目で評価することが、改善への近道です。
腰痛の根本原因についてはこちらもご覧ください:マッサージで治らない「腰痛」の根本原因は?理学療法士が教える改善トレーニング
TRESOでのアプローチ——3ステップで「動き」から整える
TRESOでは医療機関での受診・治療と並行するかたちで、日常生活の質を高めるためのパーソナルトレーニングを提供しています。理学療法士が在籍しているため、姿勢・動作を評価しながら「体の使い方」を一緒に整えていきます。
Step1:姿勢・動作の初期評価
体験セッションでは立位・座位・基本動作(しゃがむ・歩く・立ち上がる)を確認します。症状の状態とあわせて「どこに負担が集中しているか」を一緒に整理します。
Step2:股関節・骨盤まわりの可動性を整える
股関節の可動性が低いと、腰椎や坐骨神経周辺への負担が増えやすくなります。痛みの状況を確認しながら、過度な強度をかけずに可動域を少しずつ取り戻すアプローチをとります。股関節の硬さ・詰まりについてはこちらの記事も参考にしてください。
Step3:体幹・お尻の筋力を少しずつ積み上げる
骨盤を安定させる体幹深層筋(多裂筋・腹横筋)とお尻の筋力(大臀筋・中臀筋)を強化することで、腰椎まわりの安定性をサポートしていきます。症状の状況に応じてペースを調整しながら進めます。※効果には個人差があります。
整体・マッサージで改善しにくい理由とトレーニングの違いについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 坐骨神経痛があってもパーソナルトレーニングはできますか?
症状の程度・状況によります。まずは体験セッションで現在の状態を確認させてください。医療機関での診断を受けている場合は、その内容も教えていただくとより安全なプログラムを設計できます。強い症状・増悪中の場合は整形外科等の受診を優先してください。
Q2. マッサージと何が違うのですか?
マッサージは筋肉の緊張を一時的に緩めるアプローチです。TRESOでは「なぜその筋肉が緊張するのか」という姿勢・動作のクセを評価し、体の使い方から整えていきます。根本的なアプローチを求める方に向いています。
Q3. どれくらいの頻度で通えばいいですか?
最初は週1〜2回から始める方が多いです。日常生活でのセルフケアも合わせて指導するため、ジム以外の時間の過ごし方も含めてサポートします。
まとめ
坐骨神経痛の症状が長引く背景には、日常の姿勢・動き方のクセが積み重なっていることが少なくありません。「痛いから動かない」ではなく、正しい動き方を学びながら少しずつ体を整えることが大切です。
岐阜市のTRESOでは理学療法士が在籍しており、医療的な視点と運動指導を組み合わせてサポートします。まずは無料体験セッションで、今の体の状態を一緒に確認しましょう。
※効果には個人差があります。
※当ジムは医療機関ではなく、診断・治療は行っておりません。気になる症状が続く場合は医療機関を受診してください。
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この記事の監修
岡田 榮二(EIGI OKADA)
岐阜店代表・理学療法士(国家資格)
中部学院大学2018年卒/リハビリ8年・整形外科/スポーツ中心・小児以外ほぼ全科で臨床経験
専門:姿勢・動作の分析・運動再開のサポート・腰膝肩のコンディショニング
指導方針「対応する方は全員、自分の家族だと思って向き合う」「相手の些細な反応も見逃さない」
※当ジムは医療機関ではなく、診断・治療は行っておりません。
※効果には個人差があります。