ブログ一覧に戻る 2026.07.06

たんぱく質不足とダイエット停滞|岐阜市パーソナルトレーニングジムTRESO

「食べる量を減らしているのに体重が落ちなくなってきた」「最初は減ったのに、最近まったく変わらない」——ダイエットの停滞期に悩む方に多い原因のひとつが、たんぱく質不足です。

カロリーを抑えることに意識が向くあまり、たんぱく質の摂取が不足してしまうケースは珍しくありません。この記事では、なぜたんぱく質不足がダイエットの停滞を招くのか、どう改善すればいいのかを解説します。


たんぱく質とは:体の中での役割

たんぱく質は、筋肉・骨・皮膚・髪・爪・酵素・ホルモンなど、体のあらゆる組織の材料となる栄養素です。食事から摂取されたたんぱく質は消化・分解されてアミノ酸になり、体内で再び必要な組織に合成されます。

ダイエットとの関係で特に重要なのは、筋肉の維持・合成における役割と、消化の際に消費されるエネルギー(食事誘発性熱産生:DIT)の大きさです。


たんぱく質不足でダイエットが停滞する3つの理由

1. 筋肉量が落ち、基礎代謝が低下する

食事量を大幅に減らすと、エネルギー不足を補うために体は脂肪だけでなく筋肉も分解してエネルギーに変えようとします。特にたんぱく質摂取が不足している場合、この筋肉の分解(異化)が促進されやすくなります。

骨格筋は安静時でも一定のエネルギーを消費する組織です(安静時代謝への骨格筋の寄与はおよそ20〜25%とされています:Elia M, 1992, Energy Metabolism: Tissue Determinants and Cellular Corollaries)。筋肉量が落ちると基礎代謝が下がり、同じ食事量でも体重が変化しにくい状態になります。これが「停滞期」の大きな原因のひとつです。

2. 満腹感が続かず、間食・食べすぎにつながりやすい

三大栄養素の中で、たんぱく質は食欲を抑えるホルモン(GLP-1・PYYなど)の分泌を促し、食欲増進ホルモン(グレリン)の上昇を抑える傾向が複数の研究で報告されています(Leidy HJ et al., 2015, American Journal of Clinical Nutrition)。

たんぱく質が少ない食事では腹持ちが悪くなりやすく、間食や食べすぎにつながるケースがあります。

3. 食事誘発性熱産生(DIT)が低くなる

食事を消化・吸収する際に消費されるエネルギーを食事誘発性熱産生(DIT)といいます。たんぱく質のDITは摂取エネルギーの約25〜30%と、糖質(6〜8%)・脂質(2〜3%)と比べて格段に高いことが知られています(Westerterp KR, 2004, Nutrition & Metabolism)。同じカロリーを摂っても、たんぱく質が多い食事の方が実質的なエネルギー消費が多くなります。


どのくらいたんぱく質をとればいいか

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、成人女性のたんぱく質推奨量は50g/日です。ただし、ダイエット中や筋肉量の維持を目的とする場合、体重1kgあたり1.62g程度が一つの参考値として示されている研究もあります(Morton RW et al., 2018, British Journal of Sports Medicine)。個人の活動量・体組成・目的によって異なりますので、数値だけにとらわれず食事全体のバランスを見ることが大切です。

たんぱく質を摂りやすい食品例

たんぱく質は一度に大量に摂るより、毎食に分散させる方が筋タンパク合成に有利とされています(複数の研究から)。朝食を抜かず、各食事にたんぱく質源を意識的に取り入れることが実践しやすい一歩です。

食事の質については腸内環境も関係する

たんぱく質の消化・吸収には腸内環境の状態も関わります。腸内環境とダイエットの関係|岐阜市パーソナルトレーニングジムTRESOも参考にしてみてください。

また、食物繊維はたんぱく質と組み合わせることで腹持ちを安定させる効果が期待できます。食物繊維とダイエットの関係|岐阜市パーソナルトレーニングジムTRESOもあわせてご覧ください。


たんぱく質だけでは不十分:運動との組み合わせが大切

たんぱく質を増やしても、筋肉への適切な刺激(抵抗運動)がなければ筋合成効率は上がりにくいことが知られています。ダイエット停滞を打破するためには、食事の見直しと運動習慣の両輪が重要です。

また、睡眠が不足すると食欲調節ホルモンのバランスが乱れ、ダイエットに不利な状態になりやすいことも報告されています。睡眠不足がダイエットを妨げる理由と改善習慣もご参照ください。


TRESOでの進め方

「食事を減らしているのに落ちない」という停滞感は、TRESOにお越しになる方からも多く聞きます。

TRESOでは、食事内容のヒアリングと体組成の確認(筋肉量・脂肪量)を通じて、停滞の原因を一緒に整理します。たんぱく質の摂り方・食事のタイミング・運動の組み合わせを個別にご提案しながら、停滞を打破するためのプランを考えます。

少人数制のため、毎回トレーナーと丁寧に状態を確認しながら進められます。ダイエット目的で通う女性の方も多く、20代〜50代まで幅広くご利用いただいています。


よくある質問(FAQ)

Q1. たんぱく質を増やすと太りますか?

A. たんぱく質は1gあたり4kcalで糖質と同じですが、DITが高く筋肉維持にも有利です。食事全体のバランスの中で適切な量を摂ることは、脂肪燃焼と筋肉維持の観点から推奨されています。量・タイミング・全体バランスを整えることが大切です。※効果には個人差があります。

Q2. プロテインサプリは必要ですか?

A. 必須ではありません。まずは食事からの摂取を基本にしてください。食事だけでは目標量に届かない場合、プロテインサプリは補助的に活用できます。腎臓疾患等がある方は、摂取前に医師にご相談ください。

Q3. 何から始めればいいですか?

A. 毎食に卵・肉・魚・大豆製品のいずれかを意識的に取り入れることが一歩目です。食事のパターンが把握できたら、次に量と内容を整えていきます。TRESOの体験では具体的な食事内容をヒアリングしてアドバイスをしています。


食事×運動を一緒に整えませんか?

「停滞を打破したい」「何から手をつければいいか分からない」——そんな方のために、TRESOではトレーニングと食事のアドバイスをセットで提供しています。

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この記事の監修

岡田 榮二(EIGI OKADA)
岐阜店代表・理学療法士(国家資格)
中部学院大学 2018年卒/リハビリ8年・整形外科/スポーツ中心・小児以外ほぼ全科で臨床経験
指導方針:「対応する方は全員、自分の家族だと思って向き合う」「相手の些細な反応も見逃さない」
専門:姿勢・動作の分析・運動再開のサポート・腰膝肩のコンディショニング
※当ジムは医療機関ではなく、診断・治療は行いません。
※効果には個人差があります。

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