
こんにちは。岐阜市のパーソナルトレーニングジムTRESOです。
「水をたくさん飲むと太る気がして、なんとなく控えてしまう」 「むくみが気になるから水分を減らしているのに、全然改善しない」 「ダイエット中に水ってどれくらい飲めばいいの?」
このようなお悩みや疑問、よく聞きます。
じつは、「水分を控えた方がむくまない」「水を飲みすぎると太る」というのは、どちらも大きな誤解です。
正しい水分補給は、むくみの解消にも、ダイエットにも、体のパフォーマンス向上にも直結します。逆に水分が不足すると、体は脂肪を燃やしにくくなり、むくみやすくなり、代謝が落ちるという悪循環に陥ります。
今回は、水分補給とダイエット・むくみの関係について、医療国家資格を持つトレーナーが在籍するTRESOが、科学的根拠をもとにわかりやすく解説します。
TRESOについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
人間の体はどれだけ水でできているのか
まず基本的な話から。
成人の体の約60%は水分でできています。女性や高齢者はやや少なく50〜55%程度、筋肉量の多い方は65%を超えることもあります。
体の中の水分は、
- 血液・リンパ液として栄養素や酸素を運ぶ
- 老廃物を体外に排出する
- 体温を調節する(汗をかく)
- 関節の潤滑剤として働く
- 消化・吸収・代謝のすべてに関わる
など、体のあらゆる機能に深く関わっています。
つまり水分不足は、体のすべての働きに影響を与えるということです。
水分不足になると体に何が起きるのか
① 代謝が低下し、脂肪が燃えにくくなる
脂肪を分解してエネルギーに変える「脂肪代謝」には、十分な水分が必要です。
水分が不足すると血液が濃くなり(血液粘度が上がる)、全身への血流が悪くなります。栄養素や酸素が届きにくくなり、細胞でのエネルギー産生が低下します。
その結果、脂肪が燃えにくい・代謝が落ちた状態になってしまいます。
ダイエット中に一生懸命トレーニングしているのに体が変わりにくいと感じている方は、水分不足が一因になっている可能性があります。
② むくみが悪化する(逆説的だが本当)
「水を飲むとむくむから控えている」という方は多いですが、これは逆効果です。
水分が不足すると、体は「水分が足りない」という危機感から、体内に水分を溜め込もうとする防衛反応を起こします。これがむくみの大きな原因のひとつです。
十分な水分を摂ることで、体は水を溜め込む必要がなくなり、余分な水分や老廃物をスムーズに排出できるようになります。むくみを改善したいなら、むしろしっかり水を飲むことが大切です。
むくみと体型の関係についてはウェルネスページでもご紹介しています。
③ 食欲が誤作動を起こしやすくなる
脳は「渇き(のどの渇き)」と「空腹感」を混同することがあります。
水分が不足しているときに「何か食べたい」という感覚が起きやすくなるのはこのためです。食欲があると思って食事をしても、じつはのどが渇いていただけだった、というケースは少なくありません。
食事の前にコップ1杯の水を飲む習慣をつけると、食べすぎの予防にもつながります。
④ 便秘になりやすくなる
腸の動き(蠕動運動)にも水分は欠かせません。水分不足は便秘の大きな原因のひとつで、便秘が続くと腸内環境が乱れ、栄養の吸収効率が下がったり、お腹のハリやぽっこりに見えたりすることがあります。
⑤ パフォーマンスが低下し、トレーニング効果が落ちる
体重の2%の水分が失われると(体重55kgの方なら約1.1kg)、筋力・持久力・集中力が著しく低下することがわかっています。
トレーニング中に十分な水分補給ができていないと、パフォーマンスが下がるだけでなく、疲労の回復も遅くなります。せっかくのトレーニングが半減してしまうのです。

1日にどれくらい水を飲めばいいのか
成人が1日に必要な水分量の目安は2〜2.5リットルと言われています。
ただし、これは食事からの水分(約1リットル)も含む数字です。飲み水として意識して摂るべき量は、1日1〜1.5リットルが目安です。
以下のような状況ではさらに多く必要になります。
| 状況 | 追加で必要な水分量の目安 |
|---|---|
| 運動・トレーニング時 | +500ml〜1L |
| 気温が高い日・屋外活動 | +500ml〜1L |
| 汗をよくかく体質の方 | 個人差あり |
| 授乳中の女性 | +700ml程度 |
岐阜の夏は全国的にも暑さが厳しい地域のひとつです。6月下旬から9月にかけては特に意識的な水分補給が必要になります。
何を飲めばいいのか?飲み物の選び方
◎ 基本は「水」か「麦茶」
カロリーゼロで体への吸収もよく、余分なものが含まれない「水」が基本です。常温〜ぬるめの水は胃腸への負担が少なく吸収されやすいため、特に胃が弱い方や運動後には常温水がおすすめです。
麦茶はノンカフェインで電解質(ミネラル)を含み、夏の水分補給に適した飲み物です。
△ カフェイン飲料は「水分補給」にカウントしない
コーヒー・紅茶・緑茶などカフェインを含む飲み物には利尿作用があります。飲んだ量より多くの水分が排出されることがあるため、「水分補給のための飲み物」としてカウントするのは避けた方が無難です。
嗜好品として楽しむのは問題ありませんが、水分補給はあくまで水・麦茶・ノンカフェイン飲料で行いましょう。
× 清涼飲料水・スポーツドリンクは注意
市販のスポーツドリンクは電解質の補給に有効ですが、多くの製品に糖質が多く含まれます。運動中や大量発汗時の補給には適していますが、日常的にがぶ飲みするとカロリーオーバーになりやすいです。
清涼飲料水・ジュース類は糖質・カロリーが高く、水分補給の目的では使いにくい飲み物です。ダイエット中は特に注意しましょう。

水の飲み方:タイミングと量の分け方が重要
水分補給で大切なのは「量」だけでなく「飲み方」です。一度に大量に飲むのではなく、こまめに少量ずつ飲むことが体への吸収効率を高めます。
おすすめの水分補給タイミング
| タイミング | 量の目安 | 効果・理由 |
|---|---|---|
| 起床直後 | 200〜300ml | 就寝中に失った水分を補給・腸を動かす |
| 食事30分前 | 200ml | 食べすぎ防止・消化液の分泌を促す |
| トレーニング前 | 200〜300ml | パフォーマンス維持 |
| トレーニング中 | 15〜20分ごとに150〜200ml | 脱水予防 |
| トレーニング後 | 体重減少分の1.5倍 | 水分・電解質の回復 |
| 就寝前 | 200ml | 睡眠中の脱水予防 |
| 入浴前後 | 各200ml | 入浴による発汗で水分が失われる |
特に朝起きてすぐの一杯と就寝前の一杯は、習慣として取り入れやすく、体への恩恵も大きいタイミングです。
睡眠と体の回復については睡眠とダイエットの記事でも詳しく解説しています。

むくみと水分補給の関係をもう少し深く理解する
むくみは「余分な水分が皮膚の下(皮下組織)に溜まった状態」です。
むくみの主な原因は以下の通りです。
① 塩分の摂りすぎ
塩分(ナトリウム)を多く摂ると、体は血液中のナトリウム濃度を薄めようとして水分を溜め込みます。これがむくみの典型的な原因です。
外食・コンビニ食・加工食品が多い方は塩分過多になりやすく、むくみが出やすい傾向があります。
② 長時間の同じ姿勢
デスクワークや立ち仕事で長時間同じ姿勢が続くと、重力の影響で血液やリンパ液が下半身に溜まりやすくなります。これが脚のむくみの大きな原因です。
③ 筋肉量の不足
筋肉はポンプのように血液やリンパ液を心臓に戻す働きをしています。筋肉量が少ないとこのポンプ機能が弱く、むくみが起きやすくなります。
特にふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれるほど重要なポンプ機能を持っています。歩く量が少ない・運動不足の方はむくみやすい傾向があります。
④ 水分不足(先述の通り)
水分が不足すると体が水分を溜め込もうとするため、皮肉にもむくみやすくなります。
むくみを改善するには、水分補給+塩分を控える+適度な運動で筋ポンプを使うという3つのアプローチが基本です。
むくみと姿勢・筋肉の関係についてはリハビリテーションページでもご紹介しています。
夏の岐阜で特に注意したい:脱水と熱中症のリスク
岐阜県は内陸に位置し、夏は全国でも上位に入る暑さになることで知られています。気温が高い日は気づかないうちに大量の汗をかいており、脱水状態になりやすいです。
脱水は熱中症の最大のリスク要因であるとともに、ダイエットや体のパフォーマンスにも大きなマイナスをもたらします。
以下のような症状は脱水のサインです。
- 口・のどが乾く(のどの渇きを感じた時点ですでにやや脱水状態)
- 尿の色が濃い黄色〜茶色になっている
- 頭が重い・ぼーっとする
- 体がだるく疲れやすい
- 皮膚をつまんで離した後、元に戻るのが遅い
尿の色は脱水状態の簡単なチェック指標になります。薄い黄色(レモン色)が理想で、濃い黄色になっているときは水分補給が必要なサインです。
夏のコンディション管理については夏バテとダイエットの記事でも詳しく解説していますのであわせてご覧ください。
セルフチェック:あなたの水分補給は十分ですか?
以下の項目に当てはまるものを確認してみてください。
□ 1日に飲む水の量が500ml以下のことがある □ コーヒーやお茶ばかりで「水」をほとんど飲まない □ のどが渇いたと感じてから水を飲むことが多い □ 夕方になると脚がむくんでいる □ 朝起きたとき顔がむくんでいることが多い □ 便秘がちで、お腹がすっきりしない □ 尿の色が濃い黄色のことが多い □ トレーニング中はあまり水を飲まない □ 食事量は変わっていないのに体が重く感じる □ 肌が乾燥しやすく、くすみが気になる
3個以上当てはまる方は、水分補給を見直すことで体の調子が改善する可能性が高いです。

「水を飲むと太る」は本当か?
「水にもカロリーがあるのでは?」と思っている方もいますが、水(H₂O)のカロリーはゼロです。水を飲んで太ることは、カロリーの面ではあり得ません。
体重計の数字が水を飲んだ直後に増えることはありますが、これは水分の重さが乗っているだけで、体脂肪が増えたわけではありません。水分は消費・排出されれば体重も元に戻ります。
むしろ先述の通り、適切な水分補給は代謝を上げ、食欲の誤作動を防ぎ、脂肪燃焼をサポートします。水は積極的に飲むべきものです。
タンパク質・睡眠・水分補給は三位一体
TRESOでは「食事・運動・生活習慣の3つを整えることが体を変える近道」とお伝えしています。
水分補給は「生活習慣」の中でも特に基本的かつ影響の大きい要素です。
先日の記事でご紹介したタンパク質の摂取も、十分な水分がなければ体内でうまく代謝・利用されません。タンパク質とダイエットの記事もあわせてチェックしてみてください。
また、睡眠中にも体は水分を失っています。就寝前後の水分補給が睡眠の質向上にもつながることは、睡眠とダイエットの記事で詳しく解説していますのでご参照ください。
よくある質問(FAQ)
Q. 冷たい水と常温の水、どちらがいいですか?
常温〜ぬるめの水の方が胃腸への刺激が少なく吸収されやすいため、基本は常温水がおすすめです。ただし、運動直後や暑い日は冷たい水で体温を下げる効果もあります。状況に応じて使い分けましょう。
Q. プロテインを水で溶かして飲むのと牛乳で飲むのはどちらがいいですか?
水溶きは低カロリーで消化が速く、運動直後などに向いています。牛乳溶きはカロリーが高くなりますが、タンパク質量が増え、カゼインも加わるため腹持ちが良くなります。目的に応じて使い分けるのがおすすめです。
Q. お風呂(入浴)の前後に水を飲む必要はありますか?
はい、入浴前後の水分補給はとても重要です。入浴中は予想以上に汗をかき(湯船に10〜20分浸かると200〜400mlの水分が失われることもあります)、入浴後に脱水状態になりやすいです。入浴の前後にそれぞれコップ1杯の水を飲むことをおすすめします。
Q. むくみが気になるとき、水分を一時的に減らすのはOKですか?
おすすめしません。むくみを解消したいときは、水分を減らすのではなく、塩分を控え・適度な運動をし・水分をしっかり補給することが正解です。水分を制限するとむくみが悪化する場合があります。
Q. 飲み物の代わりに果物やスープでも水分補給できますか?
できます。果物・野菜・スープ・味噌汁などにも多くの水分が含まれています。ただし、果物は糖質も多いため摂りすぎには注意が必要です。食事からの水分も含めて、1日の水分量を意識しましょう。
まとめ:水分補給はダイエットの「縁の下の力持ち」
今日のポイントをまとめます。
- 水分不足は代謝低下・脂肪が燃えにくい・むくみの悪化・食欲の誤作動など、ダイエットの大敵
- 「水を控えるとむくまない」は逆効果。しっかり飲むことがむくみ解消の近道
- 1日の目安は飲み水として1〜1.5リットル。運動・夏場はさらに多めに
- 飲み物は「水・麦茶」を基本に。カフェイン・糖質が多い飲み物は水分補給にカウントしない
- こまめに少量ずつ、タイミングを意識して飲むことが大切
- 岐阜の夏は特に暑いため、6〜9月は積極的な水分補給が必須
ダイエットや体づくりを頑張っているのに結果が出ないとき、食事・運動の見直しと同時に「水分補給」も確認してみてください。当たり前のようで、意外と多くの方が見落としているポイントです。
TRESOでは、トレーニングの指導だけでなく、日々の食事・水分・睡眠・姿勢まで含めた生活習慣全体のサポートを行っています。
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「何から始めればいいかわからない」「自己流で限界を感じている」という方は、ぜひTRESOの無料カウンセリングにお越しください。医療国家資格を持つトレーナーが、あなたの体の状態と生活習慣を丁寧に確認した上で、最適なプランをご提案します。
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この記事の監修:岡田 榮二(EIGI OKADA)
岐阜店代表|理学療法士(国家資格)
岐阜市のパーソナルトレーニングジムTRESOで岐阜店代表を務める理学療法士。身体の動きを医療的な視点で分析し、一人ひとりに合わせて無理のない範囲で身体づくりをサポートします。
保有資格・経歴
理学療法士(国家資格)/中部学院大学 卒業(2018年)。リハビリに8年従事し、整形外科・スポーツ分野を中心に、小児以外のほぼ全科で臨床を経験。指導では「対応する方は全員、自分の家族だと思って向き合う」「相手の些細な反応も見逃さない」ことを大切にしています。
専門・得意領域
姿勢・動作の分析/運動再開のサポート/腰・膝・肩まわりのコンディショニング/運動が苦手な方・久しぶりの方への導入
※当ジムは医療機関ではなく、診断・治療などの医療行為は行いません。※効果には個人差があります。