ブログ一覧に戻る 2026.07.25

デスクワークで腰が痛い方へ|岐阜市パーソナルジムTRESO

「仕事中ずっと腰が重い」——それ、座り方と筋力が関係しているかもしれません

デスクワークや在宅勤務が続く中、「昼過ぎには腰がだるくなる」「立ち上がるときに腰を伸ばさないといけない」という声をTRESOでよく耳にします。整骨院に行くと一時的に楽になるが、また繰り返す——そんな悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

腰痛の原因はひとつではありませんが、デスクワーク由来の腰痛には「座位による腰椎への負担」と「特定の筋肉の硬化・弱化」という共通したパターンがあります。この記事では、そのメカニズムと、日常生活に取り入れやすい対処のポイントをお伝えします。

なぜ座り続けると腰が痛くなるのか

①腰椎への圧力が増加する

整形外科医Nachemsonらによる1960〜70年代の研究(椎間板内圧の姿勢別測定)によると、立位と比べて前傾気味の着座姿勢では腰椎(特にL4-L5間)への圧力が大きくなることが示されています。デスク作業でやや前のめりになる姿勢を長時間続けると、椎間板や靭帯への継続的な負担につながります。

②腸腰筋が縮んで骨盤が引っ張られる

股関節の前側を走る腸腰筋(大腰筋+腸骨筋)は、座っているとき約90度に屈曲したまま保たれます。この状態が続くと筋肉が短縮方向に適応し、立ったときに骨盤が前傾しやすくなる場合があります。骨盤前傾が強まると腰椎の前弯(そり)が増し、腰周辺の筋肉に余分な緊張が生じることがあります。

③体幹の安定筋(深層筋)が使われなくなる

腰椎を支える深層の安定筋群——特に多裂筋・腹横筋——は、動きの少ないデスク作業では十分に活動しにくい状態が続きます。これらの筋が機能低下すると、腰椎を「外側から動かす」大きな筋肉(脊柱起立筋など)が代償的に過緊張しやすくなり、腰のだるさ・張りとして自覚されることがあります。

なお、長時間座位と腰痛リスクの関連についてはさまざまな研究で報告されていますが、「座位が必ず腰痛を引き起こす」と断定できるエビデンスはまだ確立されておらず、個人差も大きいとされています(Roffey DM et al., 2010, Spine)。ただ、多くの方がデスクワーク後に腰のつらさを経験しているのも事実です。

あなたの腰痛パターンをセルフチェック

以下に当てはまる方は、デスクワーク由来のパターンが関与している可能性があります。

ただし、下肢にしびれが走る・安静にしていても痛みが続く・夜間に痛みで目が覚めるなどの症状がある場合は、まず整形外科での受診をお勧めします。当ジムは医療機関ではなく、診断・治療は行っておりません。

デスクワーク腰痛と同じく「姿勢の崩れ」が関係する症状については、猫背の原因と整え方もあわせてご覧ください。

セルフケアで取り入れやすい3つのポイント

① 腸腰筋のストレッチ(1セット30秒×左右)

片膝を床についたハーフランジの姿勢から、後ろ足側の股関節前面をゆっくり伸ばします。骨盤が前に倒れないよう、お腹を軽く引き込んで姿勢を保つのがポイントです。伸びをキープしながら深呼吸3〜5回。

② ドローイン(腹横筋の意識づけ)

仰向けで膝を立て、息を吐きながらお腹の下部をそっと引き込みます。「お臍を背中に近づけるイメージ」でお腹をへこませ、10秒程度キープ。呼吸を止めないことが大切です。この動作を継続することで腹横筋の活動促進効果が期待されます(Hodges PW, Richardson CA, Spine, 1996)。正しいフォームの習得には個別指導が有効です。※効果には個人差があります

③ 座り方の見直し(1時間に1回立つ)

椅子に深く座り、骨盤を軽く立てた姿勢を意識してみてください。また、長時間同じ姿勢を続けないよう、1時間に1度は立ち上がって少し歩くだけでも腰への負担軽減につながります。

腰痛の方は股関節まわりの硬さも関係していることがあります。股関節の硬さ・詰まりの整え方の記事も参考にしてみてください。

TRESOでどのように取り組むか

TRESOでは初回に姿勢・動作の評価を行います。骨盤の傾き、腸腰筋・ハムストリングスの柔軟性、体幹の安定性などを岡田(理学療法士)が確認しながら、その方の腰痛パターンに合わせたプログラムを組み立てます。

「何をやっても腰がすっきりしない」という方の場合、単にストレッチを増やすより、どの筋肉がうまく使えていないかを特定してからアプローチする方が早く変化を感じやすいと感じています。デスクワークが続く中でも継続しやすい時間配分・種目で進めていきますので、はじめての方でも安心してご参加いただけます。

なお、坐骨神経痛のような症状がある場合はアプローチが変わります。坐骨神経痛が気になる方への記事もご確認ください。

よくある質問(FAQ)

Q1. デスクワーク腰痛はトレーニングで悪化しませんか?

正しい動作で適切な負荷から始めれば、悪化するケースは少ないです。TRESOでは初回評価で痛みの状態・動作パターンを確認した上でプログラムを組みますので、いきなり高負荷のトレーニングを行うことはありません。痛みがある状態のまま始める場合は必ず医師の許可を確認してからお越しください。

Q2. どのくらいの期間で変化を感じられますか?

個人差はありますが、週1〜2回のペースで体幹の安定性を高めるトレーニングを続けると、1〜2ヶ月ほどで「腰のだるさが減った」「立ち上がりが楽になった」と感じる方が多いです。ただし、日常の座り方・動き方の習慣も大きく影響するため、生活全般へのアドバイスも合わせて行っています。※効果には個人差があります

Q3. 整骨院との違いは何ですか?

整骨院は急性の痛みのケアや施術が中心です。TRESOは「自分で動かせる身体をつくる」ことに特化したパーソナルジムです。再発予防・根本的な体の使い方の改善を目指す方に向いています。症状によっては整骨院・整形外科との並行利用をお勧めする場合もあります。


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この記事の監修:岡田 榮二(EIGI OKADA)

岐阜店代表 / 理学療法士(国家資格)
中部学院大学 2018年卒 / リハビリ8年・整形外科/スポーツ中心・小児以外ほぼ全科で臨床経験
指導方針:「対応する方は全員、自分の家族だと思って向き合う」「相手の些細な反応も見逃さない」
専門:姿勢・動作の分析・運動再開のサポート・腰膝肩のコンディショニング

※当ジムは医療機関ではなく、診断・治療は行いません。※効果には個人差があります


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